樅の木の研修
樅の木の聖地での研修とはいえ、たった2日間で樅の木を理解することなどとてもできないでしょう。でも大切なことは現場に行くこと、体感すること、作り手の想いを知ることです。見えない空気がそこに行けば見える気がするものです。
- どれほどの太い丸太を製材しているのか、
- 柾目のムジを取るのがどれほど難しいことか
- マルサ工業の検品がどれほど厳しいか
これらを知ることで、お客様に素晴らしい樅の木の製品を届けられていることを、ほんの少しでも理解していただけたら、それが第一歩です。
今回もマルサ工業の見学研修から始まり、前田産業の工場でのドイツ樅の丸太製材、天然乾燥などを研修し、翌日は佐藤社長の自宅、専務の自宅、新建設さんの現場見学と事務所の見学をさせていただきました。どれほど感じ取っていただけたかは本人しか分かりませんがいかがでしたか?中途半端はやはりダメだと感じたでしょう。心して今後の家づくりに活かしてくださいね。
最後は世界一の楠の大木を見て、どれほど人間が小さいものかを感じ取ってもらえればそれで良いのです。人は自然界で生き続けることで本来、共存共栄をして、共に感謝をしつつ生きて来たことを、この樹をみていつも感じます。
1500年もの間、いろんなことがあったでしょう。でも樹は言葉を発しなくても感じることができます。人は年をとると共に経験をし、そして知恵をつけていくものです。でも、どれが時として邪魔になるのです。素になれる自分をいつもそばに置くことです。それには、感謝、ありがとうです。
素直な自分を好きになって、頭ではなくからだで、本能で感じることが意外と正解なことが多いんですよ。
2日間本当にありがとうございました。
中崎くんおつかれさまでした。