樅の木の研修
12月5日と6日に、アットアズの徳島店の営業と本社の6人で、樅の木の聖地に研修へ行きました。まずは、前田産業のドイツ樅の製材所からでる、このゴミ?の写真を見てください。





普通の方から見れば、建材には使えないただのゴミかもしれませんね。でも、樅の木を愛する人にとっては、すべて宝の山に見えるのです。樅の木の家を営業されている方なら、決してゴミには見えないはずです。
なぜこれを今回の樅の木の研修で最初に見せたのか?徳島店の営業の方は、初めて樅の製材所を見学しますから、本当に意味での樅の木の素晴らしさを知らないでしょう。一般の人と同じ感性しか持っていないというのが正直なところです。
でも、長く樅の木に携わっていると、これらがゴミに見えなくなるのです。すべてが宝に見えるのです。愛おしいとすら思うのです。そうならなければ嘘だと思います。
樅の木の木片、おがくず、かんなくずは全てまだ再生するのです。おがくずは、消臭効果が最大限に発揮できる場所、牛や豚の敷きワラとして再利用されます。樅の木の木片は、紙の材料としてチップにし製紙工場で再利用されます。
すべては皆さんのところに、形は変われどもまた還ってくるのです。この循環が大切なことなのです。写真のような樅の木を見ただけで、ここにも使えるかも?こうしたらもっと良いかも?もったいないなぁと感じていただければ、樅の木の営業としてまずは第一歩です。


家づくりは簡単なようで簡単ではないのです。家にとって意外と大事なものが風なんです。(しかもタダですよ)通風を良くすることで、エアコンを使わなくても夏は涼しく出来るのです。もし、風通りが悪ければ創風することです。自然の恵みを体で感じ、家の中に取り入れることです。


人は風で感じることで、四季を感じ、心地良い環境だと実感できるのです。
樅の木の素晴らしさは、一度や二度で覚えられるものではありません。まして覚える必要もないのです。もし、樅の木に携わるのなら、体で覚え、そして感じてもらいたいのです。自分の言葉で言えること、これが第一歩です。基本的な木のことは少しづつ覚えてください。マニュアルなんかありませんよ。自分が心の底から良いものだと思っていなければ嘘になってしまいますからね。
今回の研修でこれだけは言えると思います。
自分の目で確認したのだから、あとは自分の責任です。イヤだと思ったら、難しいと思ったら、心から良いと思えなかったら…、やめた方がご自分のためかもしれません。
私はやめませんよ。
樅の木を求める人のために頑張りますからね。そして求める人に、樅を届けること。これが私の役目だと思っていますから…。

2012.12.5~6 樅の木の聖地 アットアズ研修樅の木の伝道師