衣食住で幸せを運ぶ 日本ISJ研究所

〒431-2533 静岡県浜松市浜名区引佐町四方浄78-10

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祖父の言葉から頂いた社名

手入れが行き届いた山林

日本ISJ(衣食住)研究所が考える1つのキーワード。

この言葉は、これからの時代に波紋を投げかけるものかもしれません。と言うのは、私が大好きな祖父が言っていた事と同じような言葉で書いてあったのでここに投稿します。

どんな人でも決まっている事があります。
それは、これからの社会で大事なキーワードになるかと思います。

人は
最後に土に還る
物で作った家に住み最後に土に還る
物を着て最後に土に還る
物を食し自らが 最後に土に還る
衣食住の究極の循環型社会

祖父がよく言っていました。時代が変わろうと進化しようと変わって良いものと変わってはいけないものがあると。

今から五十年近くも前に、ビニールも発泡スチロールも発売された時には、地下資源だから最後は土に還ると、本当にそうでしょうか?合理性や利便性だけを求めて行くと人は大切な何かを失って行くのかもしれません。

私には分かりませんが、見えない魂と言うというか、祖父の衣食住は人間の大切な三原則を、少しでも縁ある人達に自分なりに伝えていきたいと思います。力不足の為皆さんのお力添えよろしくお願い致します。

土に還る 誰もがです!

弊社の日本ISJ研究所は、祖父の言葉から頂いたものです。

なぜ今、樅の木なのか?

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樅の木のことについて、ほんの少しだけここに書いてみようと思います。今「モミの木」を使って家づくりをしていこうと、樅の木を愛している同士達とともに、南は九州、北は東北地方まで、その仲間たちは年々増えてきています。

なぜ今、樅の木なのか?

それには深い理由があります。決して一年二年でできることではありません。私が材木屋の長男として生まれ、祖父の代から70年近くの月日が経とうとしています。家づくりを好きになったのは、祖父の影響が大きいと言えるでしょう。今まで200棟近くの家を建て、もちろんリフォームにもたくさん関わってきました。材種にすれば数え切れないほどの木材を使用し、杉・桧・松に限らず、輸入材の床材も何十種類と使用して家づくりをしてきました。

今から約25年も前の話になりますが、「日本の木を遣って家づくりをしよう!」の掛け声の下にメンバーを揃え、日本各地の生産者たちに直接出向き、その人柄・工場・産地をくまなく研修させていただいたことは、今の私にとって大きな財産です。あの当時はまだ「地産地消」という言葉など、あまり世間に知られていなかったように思います。

今でこそ野菜や木材、どんな品物や商品でも「地産地消」がその価値を認められるようになっていますね。でも、世の中は良いものが売れるわけではありませんね。流行や知名度の高いものが売れていくという流れは、今も昔もあまり変わらないような気がします。

私はそんな中、世の中も変わり「良いものは良い」とその価値を認めてくれる人たちとの出会いが「きっとくる」と思い、この20年間近くの家づくりには、「本物の木の家」をコンセプトに一歩づつではあるけれど、木の素晴らしさを伝えてきました。

木の寿命は長く、人の寿命とは比べ物になりません。カナダの樅の木のように樹齢350年以上のものや、ドイツの樅の木の200年以上のものもこれまた素晴らしいものです。日本の杉・桧で300年前後の木を探すとなると、全国でもなかなか難しいのです!

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樹齢が高いものは、神聖なもの・神が宿る木として、日本では大切に守られているのが現状です。樅の木の樹齢は先ほど書いたように、200年から300年以上のものを、樅の選木の丸太から柾目となるよう製材をし、一ヶ月から三ヶ月もの間、天然乾燥をさせ、原板となる板をモルダー加工、浮造り、そして塗装、乾燥の工程を終え現場に出荷しています。

山に生えている立木の樅の木から、現場納品となるまでには約1年近くの月日がかかるのです。本当に長い時間を費やし、製品となって皆様方の家に届くまでのすべてに、樅の木を扱う人たちの思いが入っていることを頭に置いてもらいたいのです。樅の木が全てではないけれど、そんな熱い思いで時間をかけ、大切に扱っている人たちがいることを知ってもらいたいのです。

もみの原木を製材・乾燥してくださる前田産業の皆さん、そしてフォレストバンクの皆さん本当にありがとうございます。心より御礼申し上げます。日本一想いの入った樅の木をご縁のある方々に届けたい気持ちでいっぱいです。長文お読みくださりありがとうございます。

2016.1.20 樅の木の伝道師

電気も機械も使わないで快適に暮らせる家

夏は2階の部屋は暑くてたまらない
スピンオフルーフィングについて

日本ISJで取り扱っているスピンオフルーフィングについて少しご紹介させてください。スピンオフルーフィングとは、断熱塗料のスピンオフをルーフィングに塗布した、どこにもない画期的な商品です。というのは住宅の2階の室内は、夏はとても暑く、エアコンをガンガンかけなくてはとても居る事ができません。その理由というのは、小屋裏の温度が真夏日では60℃前後になり、その熱をもったエネルギーが2階の室内に移動してくるのです。ですからエアコン設定を20℃にしてガンガンかけても、小屋裏からの熱エネルギーで天井、壁、床が暑くなっていてエアコンの冷房だけでは温度が下がらず、イヤな思いや暑い思いをした人(している人)はたくさんいらっしゃると思います。

スピンオフルーフィングの効果

 これを防ぐためには、まず屋根裏の温度を下げることが大切なんですね。60℃にもなる温度を40℃前後にまで下げることができれば、2階の室内は少なくとも「ム〜ッ」とした体感温度は無くなると思います。エアコンの効き目もスピンオフルーフィングをやるとやらないでは、すごく差がつきます。もちろん室内にもスピンオフ塗装をすれば、これまたぜんぜん違ってきます。さらに外壁にも塗装すれば、きっとびっくりするほどの効果が得られます。 これで夏の暑さから開放されることでしょう。

私の知り合いの方は、昨年の夏にエアコンを使用しなかったそうです。(いえ、使用しないというより、そもそもエアコンを取り付けていない家です。)私はその話を聞いて「無理したんでしょ?」と聞いたら「内藤さんが言っていたように私の家は外壁、屋根のスピンオフルーフィング、そして室内もスピンオフ塗装してありますからね。中でもびっくりしたのは、買い物をして帰ってきたときに、あのム〜ッとした不快な感じが全然無いんですよ。ちょっと暑いかなと思ったら窓を開ければすぐに涼しくなりますからね」 と…。

「涼しくはないけど暑くない」

これってすごく大事なことです。エアコンを使用する回数が減れば、CO2削減にもなり社会貢献していることになりますよね。人間の表面温度は人によって違いはありますが、おおよそ28℃から32℃です。自らそれだけの温度があるということは、32℃ぐらいまでで湿度が無ければ、水の分子が小さく汗腺を塞ぎませんから、暑く感じないのかもしれません。

その方は、こう言います。湿度をあまり感じないんです」

私が理想とする電気も機械も使わず夏涼しく暮らせる住宅に一歩近づくことができた…そう思える出会いでした。

電気も機械も使わず夏涼しく暮らせる住宅

スピンオフとの出会い、ものづくりへの思い

スピンオフの実験風景

私が扱っているスピンオフについて、ここでご紹介したいと思います。スピンオフとの出会いは、今から約6年ほど前になるかと思います。ある知人から「内藤さん、こんな塗料があるんですけど興味がありますか?もしあれば塗料よりも、まずこれを考えた社長に会ってみませんか?」私は、「どんな塗料なんですか?」と聞いたら「簡単に言えば遮熱、断熱の出来る塗料です。」

「塗料で断熱が出来るの????」と、

私は正直言ってマユツバもので話を聞いていました。それから約1年近くのときが過ぎ、その社長と会える縁が出来ました。正直言ってそのときは、説明を受けても恥ずかしいかな、私の知識が無く「チンのカンのプン」に近いお話でした。でもなぜかその社長自身に興味を持ちました。(塗料ではなく…)それと、私が理想とする電気や機械に頼らず夏は涼しく、冬は暖かい家が、この塗料でひょっとして出来るかもしれないと思ったことも事実です。

それから何回か逢ううちに、その気持ちが徐々に強く、そしてその社長に男としてホレた部分があり、時と共に私の心に「やるぞ!」という気持ちが芽生えました。そこで自分なりに、この塗料を試行錯誤で実験してみたりして、自分自身の中で確信を持てるようになりました。 

そして、心の底から「これは本物や!」と思えるまでに約1年が過ぎようとしていました。私は自分が自分なりに納得しないと人に言えるタイプではありません。でも「素晴らしい塗料だ!本物だ!」と思ったらすぐに実行するのも私のクセです。

スピンオフの実験風景

私に「熱」というものの考え方を教えていただいたのは、まぎれもなくこの社長です。私が50歳を過ぎてこんなにいろいろな事に興味を持ち勉強するようになったのも私に火をつけてくれた人たちがいてくれたおかげです。木のことはともかく、塗料、健康、熱エネルギー、鉱石の力など、数え上げたらきりがありません。

私自身は何も出来ない普通の人間ですが、私の廻りにいる素晴らしい人たちが、家づくりに少しでも参加できるようにしてあげることが出来たら、それが私の役目かなと思っています。

どんな良いものでも、人は受け入れようとしないのが現実です。その人の気持ちまでをも変えようとは思いません。でも縁があって出会えた人には、しっかりと伝えて行きたいと思います。

「良いものは良い。悪いものは悪い」と、でもそれを決断するのは私ではなくお客様です。私は本当に素晴らしい人たちのおかげで、今こうして会社を経営していますが、すべては、その人たちが真剣に物事にぶつかって想いのあるものをつくっているからこそ、こうして自信を持って言えるのだと思います。

スピンオフ、という言葉は民間への技術移転という意味です。このスピンオフも、私にとって素晴らしい出会いを与えてくれた塗料です。

スピンオフとは技術移転の意味です

(塗料についての説明は次回に続きます。縦長の2枚の写真は、スピンオフについて様々な実験をしたときに撮影したものです。)

もみの木の家

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