北欧の建築家であり、椅子のデザイナーとしても有名なフィン・ユールの生家が、飛騨 匠の技によって見事に再現されました。そして、その床にはなんと…


米子店のモミカフェも無事終わり、私はその足で名古屋経由で岐阜県の高山市に足を運びました。それは高山市のキタニさんで、北欧の建築家であり、椅子のデザイナーの一人、フィン・ユール生誕百年の記念式典と、その敷地内に生家を再現した住宅をを同時にオープンするということで、私と佐藤、そしてマルサ工業の佐藤社長の三人で出席をさせていただきました。
総勢150人ほどの出席者があり、高山市長をはじめ、デンマークの大使およびその関係の方々で記念式典を祝ってきました。

再現された生家は、外見も内装も本当にシンプルです。色にすごくこだわりがあり、すべてのものに手を抜かない姿勢が随所に見られました。

おどろくなかれ、床は樅の木です。柾目ではないのですが、百年も前に樅の板目の床が実際に使用され、しかも白色のオイルフィニッシュで仕上げてありました。
床、壁、天井、そしてフィン・ユール自らがデザインした自邸が、まさにこの高山、飛騨の匠の技でみごとに再現されました。素晴らしいのひと言です。





リビングにある、薪ストーブもこれまた見事ですね。


この日は高山に一泊し、佐藤社長もめったに来られないので、世界遺産でもある白川郷の合掌造りを見てきました。途中の高速道路も、そして白川郷も雪、雪、雪の世界でした。


樅の木の伝道師