衣食住で幸せを運ぶ 日本ISJ研究所

〒431-2533 静岡県浜松市浜名区引佐町四方浄78-10

053-528-3768
053-528-3769

法隆寺1300年の歴史が今に伝える大切なこととは!

法隆寺の創立と再建に関してはいろいろ議論がなされていますが、今回は総合的な視野から、私なりの現代における木造建築についてまた、それに携わる人達(自分も含め)の心構えに少なからずお役に立てれば幸いです。

CR011_L.jpg

建物を考えるとき、いちばん大切な事はまず土地、では無く本来は地面(地山なのか、もと沼地なのか)が大事な事のように思います。現代は、少子化、限界村落と若い人達は、便利な都会に出てしまう。それは仕方ない事ともあり、都が発展するのは今に始まった事ではない!

次に木造建築の大事な事は屋根ですが、良質の粘土を低温で長時間かけて焼いて作った瓦、これが屋根の命であり、建物の命となります。今はいろいろな商品が出回っているが、今まで持った物は瓦しかない。建物に使われる鉄釘にしても同じ事が言える。低温で長時間練成されたものが必要であり、今200年住宅をと叫んでも使用する材料は如何なものかと?すべて昔のものが良いと言うのではない。ただ日本のすばらしき文化をすて、目新しいものに目を奪われ、自分の感性、心をも揺らぐことが怖い!人は言葉を話し、コミュニケーションをとる事もできる。

Z012089.jpg

そこで木の話となるが
木はその場所で芽吹いたら、どんな環境にさらされてもそこで一生を終える!だから木は自らの力で(フィトンチッド)身を守り、何千年も生き延びるのである!木は、同じものは一つとしてない。人間も同じである。同じ人はこの世にはいない。古代の工人の素晴らしい事は、その木がどんな癖を持ち、どんな所に使ってもらいたいのか、木と会話しおのおのの特性を生かし、そして木組みをした!現代では、(木のくせを組む)ことなど死語となり、寸法的に組むだけでよい。

CR107_L.jpg

最後に、

木は自然の命を殺さずに生かして使うことが大切な事だと思う.そして、木の心を知り技能、技術を大切にし、見習うべきことは素直に受け入れ何よりも大切な事は、仕事に対する心構えではないのかと思える今日この頃!世の中強い物だけが生き残るわけではなく、進化しつづける事が大事・・・・かな?

もみの木の家

お知らせ

もみカフェでお待ちしています

お問合せ・ご相談

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
053-528-3768