松波邸の完成イメージ
2017.2.1 樅の木の伝道師
衣食住で幸せを運ぶ 日本ISJ研究所
2017.2.1 樅の木の伝道師
樹齢百年を超えた秋田杉の芯さり柱です。勿論天然乾燥です。 芯さりと言うのは、丸太の芯を入れずに柱や桁梁に製材して 約1年から3年の歳月をかけてゆっくりと乾燥させていきます。 本来柱を取る丸太は、直径が14センチ18センチの適寸の丸太で製材します。
しかし芯さりの柱や桁梁を取るためにはその3倍の直径の丸太が必要になります。しぜんと樹齢も40年の丸太では取れませんね。例えば、ヒノキの土台も芯さりのしかも赤身材を使用するのが本当はベストなのです。
木は基本適材適所が良いですね。
杉の木は本当に奥が深く木を知るには昔からこんな言葉があります。杉に始まり杉に終わる。良いとか悪いとかではないのです。どんな事も奥が深く、簡単には理解出来ないのが事実なんです。次回は木の樽について書いてみたいと思います。
2017.1.24 樅の木の伝道師
先ずはこの写真をみて下さい。
親子の鷹が巣の上にいますよね。どうやってこの写真を撮ったのだろうか? ましてこの鷹は天然記念物のクマタカです。そして繁殖率も あまりよくないと言われているようです。
言いたい事は何かと言うとその上に何がありますか? そうです!もみの木の葉がありますね。そこなのです。大事な事は
厳しい自然界の中で生き抜いて行くには何が大事な事かを知っているのです。家造りでも言える事なのです。本当に子供達の事を考えれば何を大切にしなければいけないのかを考えて欲しいですね。他人が住むのではなく、大切な家族が住むのです。その家を選ぶのは子供ではなく親が決めていませんか?
当たり前かと思うかも知れませんがそこに落とし穴があるのです。
デザインも好みも凄く大切かも知れませんが、どんな家にするかをもう一度考えても良いかも知れませんね。良き家を このクマタカは私達に何かのメッセージを伝えようとしているのかも知れませんね!
2017.1.26 樅の木の伝道師
先日仙台に行った時に前から気になっていた建物があるので写真を撮ってきました。仙台といえば、6年前に震度7強の宮城沖地震が思い出されます。
築100年近くも前に建てられたこの基礎もない、ただ大谷石の上に土台が乗っている木造の建物が今こうしてズレもなく残っている現実がここにある。嬉しいことですね。素晴らしい!土台には最高の栗の木が使用され、工法は高床式となています。
柱と柱の間には貫を通しそしてクサビで締めてあります。外部の板には、耐久性がある杉の赤身材が使用されています。全てが適材適所に使用されていて本当に勉強になりますね。現在の技術も素晴らしいのですが、日本には千年以上も前に立てられた木造建築が20棟もあり先人の知恵に頭が下がる思いです。
2017.1.17 仙台にて
樅の木の伝道師
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