終の住処
先日上棟したM様の写真を投稿します。ほんまもんの木の家に興味がある人は、見て下さい。日本の杉、檜は本当に素晴らしい木なのです。木を知るには、杉に始まり杉に終わると言います。写真だけでも癒しになればいいかな?と思い全ての写真に私の思いをのせてあります!
天竜杉の芯去り桁です。天然乾燥の色艶は本当に綺麗です。
全て化粧で見えるので、一本一本台付で傷がつかないよう にします。
いいじゃないですか!此処も踏み天で化粧で見えるので
日本の家の文化には、こんなに素晴らしい技術があるのになんでしないのかな。コストだけならもっと考える事がいっぱいあるのにね。どこにお金をかけるかだけだと思う。大切な事は、伝承して行きますよ。
ヤッパリ飽きないなあ。何回見てもいいね。人に癒しを与えてくる木の素晴らしさ、そしてほんのりと杉の香りがこの現場を包んでくれる。
この梁は、ヒノキです。勿論化粧で見えます。
天然乾燥の色艶が、秋田杉の素晴らしさを醸し出しています。
土台には、勿論天然乾燥の能登ヒバを使用しています。こんなにこだわらなくてもいいのにねえ
野地板にもベニヤではなく、杉の赤身材の板を使用しています。
百年以上生き続けて来たこの杉に、失礼のないように大事に、次の世代に受け継ぐ事ができれば最高ですね。
この梁の部屋には、囲炉裏があり自在鉤を付けます。
この家の軒先は、1820ミリも出ます。その為の工法で す。この技術も昔からあり、日本の風土、環境にあっています 。
垂木を納めているところです。
嫌いですか?今は嫌いでも年月が過ぎて行くと好きになり ますよ。
終の住処には、ヤッパリこれしか無いよね。飽きないなあ
本当に綺麗ですね。私は大好きです。
この先の家を守る木組みの形です。
2016.11.7 樅の木の伝道師