<バイオ・ウオールご使用にあたって・ローラー仕上>

現場確認

新築の場合・・・下地の確認

1.     石膏ボード 2.コンパネ(ベニア板) 3.コンクリート(モルタル) 4.その他

改装、又は既存の場所に塗る場合

1.     クロス 2.新建材 3.塗り壁 4. コンクリート(モルタル) 5.その他

     油、ごみ、シミ、破れの状況など確認。滑る表面のものには塗れません。

*二度塗り0.2mm〜0.3mm厚で、コンクリート壁に塗る場合は約40u、石膏ボードで約35u、土壁系で約30uが塗れる目安です。塗る厚みを増す場合などはさらに塗れる面積が少なくなりますので、材料は多少多めに準備してください。

 

養生   (面倒でも最初きちんとすれば、後が楽です。)

ローラー・刷毛の場合

1.     まわりに養生テープをきちんと貼る。作業する場所に養生シートを敷く。

2.     養生テープの貼りにくいところは汚さないように別の方法で養生する。

 

下地処理 (これが仕上がりを左右します。)

新築の場合

1.     塗る場所の確認(設計者への確認、下地状況の確認)

2.     継ぎ目の状態、コーナーの状態、ビス止め状態を良く見る。

     Vカットなど継ぎ目があるときは、パテ材(自然系パテ:エコ・オーガニックハウス社、石膏反応硬化型パテ:吉野石膏、GLパテ+Fトップパテまたはタイガーパテ:タイガージョイントセメント)を塗りこみ、十分乾燥後ジョイントテープを貼り仕上げパテにより面を平滑にする。コーナーにはコーナービート(またはファイバーテープ)を貼りパテで平滑にする。(寒冷紗の場合は薄い「ふせめじテープ」【東洋インク】または「シルック目地テープ」【大塚刷毛】を使って下さい。)

     収縮率の大きい下地や水分の吸収率の違う下地のつなぎ目部分はヒビ割れの確率が高くなりますので入念に下地処理してください。

3.水分を吸い込みやすい下地或いは逆に吸い込みにくい下地の場合はメチル・セルローズ(エコ・オーガニックハウス社製03-5814-5394)や特殊アクリル系樹脂のメイクサフ(日本ペイント社製)などの下地調整(補強)材を全面に塗るか、下地調整材の代わりにバイオ・ウオールを薄くサッと1回余分に塗り、吸い込みを調整します。

     色をつける場合は、下地材とパテの水分の吸収が異なると「色ムラ」の原因となります。使用パテと下地材に試験的に塗って確認しておくか、全面に上記下地材を塗ることをお奨めします。

     下地素材がベニア、合板の場合はアクがでる恐れがありますので、アク止め用カチオン系シーラー処理を行ってください。水分の吸い込み調整にもなり安心度が高まります。(藤倉化成の「シミカットS」がお奨めです。)

4.入角部にはコーキング処理をしておくとひび割れに強くなります。

*将来のひび割れ、色むらの心配を最初から解消したい場合

 バイオ・ウオールはひび割れや色むらが比較的出にくいですが、建物の構造や収縮・振動、下地の継ぎ目などの状況によってはひび割れの出るケースがあります。この解消のためには下地処理に「ルナファーザー」などの壁紙を貼るとこの不安が大幅に軽減されます。これにより、調湿機能もアップし、その後の塗り替え時にも重ね塗りが可能となります。また、この場合でも入角部分は廻し貼りを避け、コーキング処理をしてください。

 

改装、既存の仕上げ材の上に塗る場合

     油、ごみ、シミ落としと破れの個所の補修

1.     ビニールクロスや新建材の汚れがひどい場合は中性洗剤を少し入れた水で汚れを落とす。はがれているところは糊やタッカーで留める。

2.     ビニールクロスや新建材の場合は上記処理後、水性シーラー5倍液(又はエコオーガニック社のメチルセルローズや藤倉化成のシミカットS)で表面処理すると安心です。ひどいはがれ・クラックはコーキング剤で処理する。

3.     土壁の場合、表面に浮き・剥がれなどがない状態の時は表面の埃を掃い、そのまま塗ることも可能ですが、水分の吸収が大きいため、安全を期すためには水性シーラー3倍液(又はエコオーガニック社のメチルセルローズ等)で表面処理することをお奨めします。

4.     砂壁の場合、直接は塗れません。削り落としてから水性シーラーで表面処理して塗って下さい。

 

調合

バイオ・ウオールと水の比率はローラー塗りの場合、材料1kgに対して水0.8kgが基準です。(温度・湿度等気候条件により若干増量して下さい。)

     大きめの攪拌容器に基準量の水を8割程度いれ、材料を徐々に入れハンドミキサーなどで良く攪拌します。(材料には防腐剤が入っていないので、調合後は早めに使い切ってください。保存する場合は空気に触れないようにラップなどでおおい、使用時に再度良く攪拌してください。)

     容器の底や側面に壁材が付着しますと、ダマの原因になり仕上がりに影響しますのでミキサーの羽の形状の選定と攪拌をムラ無く行ってください。

     粉を徐々に加えて攪拌しながら残りの水も加え、棒などですくいあげた際にヒモ状につながって滴り落ちる程度まで攪拌して下さい。(攪拌時間:最低5分以上は攪拌して下さい。)

     施工の15分前に練り置いて下さい。

     色をつける場合は酸化黄、弁柄、松煙、バイエルカラー(潟сu原03-3552-4311商品名「マイン」)、植物性染料、粒子のこまかいな色土(Earth Network 011-252-6780)などを購入し、それぞれの混入要領に従って混ぜてください。水は基準よりやや多目に入れてください。また、淡い色を作る簡便な方法としては液体着色剤のカラーマックスWエコ(日本ペイント社06-6455-9399)やメーコーカラー(メーコー株式会社0424-68-5111)を塗料店で買い求め、淡い色でしたら粉重量の0.2%程度を溶く水に混ぜてからバイオマスパウダーを入れると比較的簡単に色をつけられます。

いずれの方法をとっても、調合した比率をメモしておき、事前にサンプル板に塗って色合いを確認してください。

施工

1.     周りは細めのチリ用ローラーを使い、盛り上がってしまった場合は空ローラーで払ってください。ローラーの入らないようなところは刷毛で塗ってください。

2.     ローラーで上下に配り塗りし、ローラーを左右に動かし均一に慣らし塗りします。

3.     白く乾いてから仕上げ塗りをします。(二度塗りを標準とします。)    

        二度目は一回目より多少薄く溶いたもののほうがうまく塗れます。

        湿度がかなり高い日は乾きが悪いので、施工は避けてください。

        施工後は空気の流れを良くし、良く乾かすようにして下さい。

        養生テープは二度塗り完了後すぐに剥がしてください。粉が飛び散りません。

(注)下地処理材によっては壁材の乾燥スピードが異なり、ムラになって見えたり、透けて見える場合がありますが、一日くらいじっくり乾燥させるとムラはほとんど消えます。

その他

1.     施工中も身体に害はありませんが、混入時のマスク使用、アルカリ度が高いため肌荒れを防ぐ手袋の使用をお奨めします。

2.     飛び散ったものは乾燥しないうちに水を含んだ雑巾で拭けば簡単にとれます。

3.     リフォーム時、古い壁紙をはがして塗る場合、昔の接着剤や合成糊の成分を引き出してアンモニア臭などが出るケースがありますので、念のため防護マスクを着用してください。また、臭気が出た場合は良く換気してください。

4.     施工後、刷毛やローラーを良く水洗いして下さい。その水はどこに流しても害にならないので心配ありません。しかし、容器の底に残った材料粉は配水管には流さず、固め               て別に処分してください。

5.     コテ仕上げの場合は下記の基準です。     株)日本ISJ研究所

ウオール粉量

基準水量

塗り厚

10Kg

Kg

1.0mm