木は適材適所
樹齢百年を超えた秋田杉の芯さり柱です。勿論天然乾燥です。 芯さりと言うのは、丸太の芯を入れずに柱や桁梁に製材して 約1年から3年の歳月をかけてゆっくりと乾燥させていきます。 本来柱を取る丸太は、直径が14センチ18センチの適寸の丸太で製材します。
しかし芯さりの柱や桁梁を取るためにはその3倍の直径の丸太が必要になります。しぜんと樹齢も40年の丸太では取れませんね。例えば、ヒノキの土台も芯さりのしかも赤身材を使用するのが本当はベストなのです。
木は基本適材適所が良いですね。
杉の木は本当に奥が深く木を知るには昔からこんな言葉があります。杉に始まり杉に終わる。良いとか悪いとかではないのです。どんな事も奥が深く、簡単には理解出来ないのが事実なんです。次回は木の樽について書いてみたいと思います。
2017.1.24 樅の木の伝道師